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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  天皇誕生日の祝日。
  令和になって今年でもう4年め。
  でも、まだ2月23日が天皇誕生日となじんでない人も多いのでは。
  昭和生まれの私なんか
  いまだに天皇誕生日といえば
  4月29日なんて勘違いしそう。
  そんな休日なので
  今日は楽しい一冊を。
  東海林さだおさんのエッセイを
  平松洋子さんが編纂した
  『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』。
  東京・西荻窪に暮らすお二人ですから、
  西荻窪歩けば
  お二人に会えるかも。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  編者平松洋子さん、がんばる                   

 東海林さだお、84歳。少年の頃見た手塚治虫の漫画に憧れ漫画家を目指したという。でも、手塚漫画の影響は全く感じさせないのが東海林さんらしい。
 谷岡ヤスジが登場した時、大いなるショックを感じたという。それでも、東海林さんは自身の漫画道を進んだ。
 そんな本音会話ができるのも、東京・西荻窪に共に暮らすエッセイスト平松洋子さんとの地元愛トークだからかもしれない。(この文庫には東海林さんと平松さんの対談2つが収められている)

 東海林さだおさんといえば、漫画家と同じくらいエッセイストとしても有名だ。
 特に「丸かじり」シリーズに代表される「食のエッセイ」の第一人者といっていい。
 そして、この文庫本の編者である平松洋子さんも「食のエッセイ」の次世代のエースとして活躍してきた。
 となれば、「東海林さだおアンソロジー」ともなれば、食のエッセイの大盛りとなりそうなものだが、そうしないところが平松洋子さんの面白さといっていい。
 タイトルにして、そうだ。
 東海林さんがこんなタイトルのエッセイを書いていたなんてあまり知られていないのではないだろうか。
 あるいは「明るい自殺」というエッセイなんかは、裏東海林エッセイともいえる、かなりハードな内容の作品だし、「往生際」というエッセイもそうだ。

 もちろん、読みながら何度も笑ってしまえるエッセイもあるが(「自分部分史・帽子史篇」なんか最高レベル)、食のエッセイを封印したところに平松さんの男気(女気?)を強く感じるエッセイ集になっている。
  
(2022/02/23 投稿)

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