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 エッセイストの平松洋子さんの
 『いわしバターを自分で』という本を読んでいて
 その中に「ダバダバダ」というエッセイがありました。
 ダバダバダ?
 そう「ダバダバダ」、これだけで往年の名作を思い出す人は
 よほどの映画通。
 これは1966年に公開されたフランス映画「男と女」に流れるスキャット。
 「男と女」は監督クロード・ルルーシュ
 音楽を担当したフランシス・レイの名前を
 一躍有名にした作品です。
 平松洋子さんがエッセイに書いていたのは
 その続編となる
 日本で2020年1月に公開された「男と女 人生最良の日々」のこと。
 平松洋子さんが「腰を抜かした」という映画、
 さっそくアマゾンプライムで観ました。
 今日は、その「男と女 人生最良の日々」の話です。

   

 平松洋子さんが「腰を抜かした」ほど驚いたのは
 この映画の監督、主演男優女優とも、そして映画音楽も
 1966年公開の「男と女」と同じだということ。
 あの映画が公開されて53年という時間が経って
 俳優たちもその容姿がすっかり変わっています。
 それでも、ヒロイン役を演じたアヌーク・エーメの美しさには
 すっかり魅了されました。
 彼女、1932年生まれといいますから
 この映画の時は80歳を過ぎています。

 物語は年老いて介護施設に入所している
 かつての「男」ジャン=ルイ・トランティニャンの記憶が
 どんどんなくなっていくのを心配した息子が
 かつての「女」アヌーク・エーメを探して
 「男」を訪ねて欲しいと頼むところから始まります。
 「男」は訪ねてきた「女」が
 かつて愛した「女」と気づかず、
 本人を前にしてその「女」をどれだけ愛したか、
 今でもどれだけ愛しているかを語ります。
 かつて公開された映画の映像が間にはさまり、
 ああ老いていくことはこういうことかと
 観ていて胸に迫りました。
 もしかしたら、
 53年前に愛し合った二人よりも
 今の二人の方が純粋に愛の時間を過ごしているようにも思えます。

 タイトルの由来となったビクトル・ユゴーの言葉が
 映画の冒頭にも出てきます。

   人生最良の日々とは、まだ生きていない日々だ

 久しぶりに
 映画を観終わってから
 席を立ちたくなくなるほどの作品でした。
 そして、
 もちろんこの映画にも「ダバダバダ」は流れます。

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