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プレゼント 書評こぼれ話

  いつからだったか
  憶えていないが
  俳句を詠みだしたのは随分昔になります。
  ところが、
  短歌にはほとんど興味が向かなくて
  わずか14音の違いなのに
  手も足もでないような感覚でした。
  最近永田和宏さんの本などを読んだり
  新聞の投稿欄などを見ると
  短歌はもしかしたら
  とっても自由に表現できるのではないかと
  思うようになりました。
  そこで手にしたのが
  歌人の高田ほのかさん監修の
  『基礎からわかるはじめての短歌』。
  新しいことへのチャレンジです。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  まずは始めてみること                   

 本のタイトルでわかるように、この本は短歌を詠んでみたいと思っている人のための「基礎からわかる」入門書だ。
 そもそも日本の詩歌には短詩と呼ばれる文学があって、短歌・俳句・川柳がその主なもの。
 入門書であるこの本でも、この3つの短詩の違いが簡単にまとめられている。
 歴史的に古いのは短歌で、昔は和歌と呼ばれていた文芸だ。
 3つの短詩のもっとも大きな違いは、その音数。俳句と川柳が五・七・五に対し、短歌は五・七・五・七・七と14音多い。
 この14音多いことが、短歌をより主観的にしているのではないだろうか。

 入門書であるから、まず「本書の使いかた」を読んでおくことが大事。
 テーマごとに「例歌」があって「解説」が書かれている。
 作者の名前のない「例歌」もあるが、一方で与謝野晶子や北原白秋といった有名歌人の歌も取り上げられたりする。
 その「使いかた」がわかったら、ページを進めてみよう。
 最初の章が「短歌の歴史とルール」。このあたりはしっかり学習したいところ。
 次に「短歌をつくるコツ」があって、ここでは「取り合わせ」や「オノマトペ」、「比喩」といったことが学べるようになっている。
 そして、いよいよ「短歌の作成」になる。特に「短歌づくりの手順」など、初心者でもなんとか短歌らしい歌が詠めそうな気がしてくる。
 最後が「短歌が楽しくなる習慣づくり」。
 この本は、そんな習慣づくりの第一歩といっていい。
  
(2022/06/09 投稿)

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