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 先月東京・千駄木の森鷗外記念館に行きましたが
 ならやっぱりこの人の記念館も行かないとと出かけたのが
 東京・早稲田にある漱石山房記念館

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 夏目漱石(1867~1916)は、
 亡くなるまでの9年間をこの早稲田の地で暮らしていて
 新宿区はそこを整備し、記念館をつくりました。

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 「漱石山房」というのは、
 当時漱石の家をそう呼んでいたそうです。

 入ると、
 漱石の書斎を再現したコーナーがあります。
 文机のまわりをたくさんの本が並んでいて
 さすが文豪といわれた人の書斎はちがいます。
 館内は猫が案内してくれていて

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 2階に漱石関連の資料が展示されています。
 ちょうど行った時は、
 「夏目漱石と芥川龍之介」という特別展も開催(~11/27)していて
 龍之介から漱石、漱石から龍之介に宛てた書簡などが
 展示されていました。
 龍之介の書簡のはじまりに「先生」とあるのが
 印象的でした。

 この記念館はその周辺も素敵で
 漱石が暮らしていた当時にもあった
 芭蕉や柘榴なども植わっています。

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 中でも芭蕉は、英名がジャパニーズ・バナナといわれ
 バナナに似た実もつきます。
 この芭蕉、秋の季語でもあります。

   芭蕉ならん思ひがけなく戸を打つば       夏目 漱石

 そして、隣接して漱石公園があります。

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 ここには漱石の『吾輩は猫である』のモデルとなった
 あの猫の墓があります。

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 もっともこの墓のもととなった石塔は
 漱石が亡くなってから作られたようです。
 もちろん、漱石にとって
 作家の道をつくってくれたという猫は
 その名のとおり「福猫」だったことは
 間違いありません。

 漱石山房記念館(入館料300円)、
 一度は行ってみたかった文学館でしたから
 大満足の秋晴れ散歩でした。

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