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 先日ひとり出版の夏葉社から出ている
 『冬の本』を紹介しました。
 あの本では著名な人たちが自身の「冬の本」を紹介するもので、
 本ができるのではあれば、
 きっと映画でも集められるような気がします。
 「冬の映画」。
 そんなアンソロジーがあれば、
 一人くらいはこの映画を選ぶのではないかな。
 今日は「冬の映画」、
 「ある愛の詩」の話です。

  

 映画「ある愛の詩」は1970年公開のアメリカ映画。
 日本での公開は1971年3月。
 タイトルは、まさか知らない人はいないと思いますが念のため、
 「あるあいのうた」。
 「詩」を「し」ではなく、「うた」と読ませるのが結構流行った時代。
 原作はエリック・シーガルで、原題はずばり、『Love Story』。
 映画も本も大ヒットしました。
 映画の方は監督がアーサー・ヒラー
 主人公の富豪の息子オリバーをライアン・オニールが、
 その恋人ジェニーをアリ・マッグローが演じています。
 冒頭、雪のセントラル・パークのベンチに腰かけたオリバーの姿に
 フランシス・レイの甘く切ない音楽が流れてきます。
 映画はここから二人の出会い、恋、結婚、
 そして哀しい別れと続いていくます。

 「ある愛の詩」といえば、このセリフ。

    愛とは決して後悔しないこと。

 今週NHKBSで放映されているのを観たばかり。
 映画公開から50年以上経ちますが、
 今観てもジンときます。

 実はこの映画にはほの悲しい思い出があります。
 日本で公開されたのが1971年3月。
 大阪でのロードショーは記憶が正しければ、
 道頓堀にあった松竹座
 大きな劇場です。
 そこに当時16歳になったばかりの私は
 ひとり! でこの映画を観にいったのです。
 まわりは当然カップルばかり。
 何がうれしくて、そんなところにのこのこと出かけていったのか。
 今思い出しても、映画以上に泣けてきます。

 そうそう、何故この映画が「冬の映画」かというと
 雪のシーンが多く、それがまた切ないんです。
 この映画、観るなら絶対冬がオススメです。

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