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 村上春樹さんの6年ぶりとなる長編小説が4月13日に発売となる。
 最初発売日の告知だけで本のタイトルも出なかったが、3月にはいって、
 『街とその不確かな壁』というタイトルも公表された。
 順に気分を煽っていくやり方がいいかどうかはともかく、
 村上さんの場合、そうやってこれまでにも世界観を醸し出してきた。
 だからというわけではないが、
 『村上春樹 映画の旅』という2022年10月に出た本を読んでみた。

  

 実はこの本は、
 村上さんの母校である早稲田大学演劇博物館で開催された
 2022年度秋季企画展「村上春樹 映画の旅」の図録になる。
 ただ単に図録というよりは、
 数編の「論考」や村上作品を映画化したイ・チャンドン監督や
 濱口竜介監督のインタビューも掲載されているから
 村上春樹論の一冊としても十分価値がある。

 そもそも十代から二十代前半にかけての村上さんは
 映画に夢中になっていて、
 早稲田大学文学部に入学してシナリオ作家になりたかったそうだ。
 それで大学にある演劇博物館に通って
 映画のシナリオを読みまくったというから、
 映画との関係は切り離せられない。
 この図録を読めば、
 村上さんの作品に映画のタイトルや一場面の切りとったような文章が
 随所にあることがわかる。
 巻末にある「村上春樹著作登場映画リスト」を見ると、
 その数に圧倒される。
 「村上春樹作品年譜」とともに資料として
 手元に置いておきたくなる。

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