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 歳時記をひらくと、
 桜はもちろんのこと、それに関する季題が
 たくさんあります。
 たとえば、花冷え
 たとえば、花曇り
 昨日もどちらかというとしっかりしない天気で
 ぱあっと春の陽射しでもありませんでした。

 そんな土曜の午後、
 美術館
東京・六本木にある国立新美術館
 「ルノワール展」を観てきました。
 東京での開催は4月5日までなんですが、
 なかなか出かける機会がなくて、
 閉会直前になってしまいました。
 まあいろいろ個人的にもありましたから、
 絵画にふれるのもいいでしょう。

 なにしろルノワールは「幸福の画家」とも
 呼ばれた人ですから、
 今の私にはちょうどいいかもしれません。
 ルノワールといえば、
 豊満でふくよかな女性画をたくさん描いていますが
 私の亡くなった母もルノワールの描く女性に近かった。
 綺麗とかいうことでなく、
 豊かさという点で。
 ルノワールの描く女性たちには
 生命の生み出る力があります。
 生きていく喜びの発露があります。
 今回の展覧会で、たくさんのルノワールの女性画に接することが
 できます。
 そういうものに触れたかったのです。

 それ以外にも多くの肖像画や
 花の絵も展示されています。
 ルノワールはこんな言葉を残しています。

  絵というものはぼくにとって、愛すべきもの、
  愉しくて美しいものでなければならないんだよ。
  そう、美しいものだ!

 これにつづく言葉がいいんですよね。

  人生には厭なことが多すぎるんでね、
  これ以上厭なものなんかこしらえたくないんだよ。

 なんとなくルノワールの魅力が
 理解できそうではないですか。

 この展覧会、4月17日から
 大阪中之島の国立国際美術館で開催されるそうです。
 ぜひ機会があれば。

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