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 昨日徳川第9代将軍家重を主人公にした
 村木嵐さんの『まいまいつぶろ』を紹介しましたが、
 今日は第14代将軍家茂に降嫁した和宮様が実は替え玉だったという
 極めて衝撃的な作品、
 有吉佐和子さんの『和宮様御留』を紹介します。

  

 この長編小説は1977年1月から1978年3月にかけて文芸誌「群像」に連載され、
 1978年に単行本化されたものです。
 出版当時、孝明天皇の妹君であった和宮様が実は左手がなかったとか、
 替え玉であったとか、とても衝撃的な内容だったので
 話題にもなりましたし、本としても大変よく売れたのではないでしょうか。

 それから半世紀近くなって、
 読んでみようかと思いついたのですから
 私もなんともおっとりした読者ですが、
 今読んでもとても面白い作品でした。
 歴史的に異説さまざまある中で、
 有吉佐和子さんが和宮様降嫁の真実はこれだと発表したという
 作家としての気骨を感じる作品です。

 物語では和宮様の身代わりとなって
 江戸に向かうフキという少女が最後には狂ってしまいながらも
 さらに新たな身代わりを用意しなければならなかったことに
 歴史の残酷さ、組織の非情を感じさせられます。

 古さを感じさせない名作といっていいでしょう。

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