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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は昭和の日
  そして、いよいよゴールデン・ウィークですね。
  私の予定は
  母の五〇日祭で大阪に帰省。
  (私の家は神式なのでそう呼びます。
  仏式でいえば四十九日ですね)
  母がなくなって
  もうそれだけの日数が経ちました。
  時間というのは
  「もう」なのか「まだ」なのか、
  受けとめ方ですね。
  例えば、昭和という日々のことを
  考えても、
  もうあれから22年経ったのかと
  思えます。
  母はその時、まだ62歳だったんだ。
  今日紹介する山崎ナオコーラさんの題名が
  『長い終わりが始まる』。
  なんとなく、時間ってそういう
  感じがしています。
  今日は書評詩ですが、
  山崎ナオコーラさんの本は
  詩としてイメージがしやすい。

  じゃあ、読もう。
  

長い終わりが始まる長い終わりが始まる
(2008/06/26)
山崎 ナオコーラ

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sai.wingpen  世界は、ジグソーパズルのよう。                矢印 bk1書評ページへ

 世界は、ジグソーパズルのよう。
 私は68億分の1の、小さな片(ピース)。

 いまだにどんな図柄の片(ピース)なのか
 自分でもわからない。

 どんな片(ピース)が隣にくるのか
 全然わかっていない。

 これ かな。
 あれ かな。

 合いそうだけど
 どこかしっくりこない。
 合わないけれど
 無理やり嵌め込みたい片(ピース)もある。
 でも、やっぱり合わない。
 合うわけはない。

 いつか
 私の図柄がはっきりして
 隣の片(ピース)もぴったり合うことがあるだろう。

 世界は、ジグソーパズルのよう。
 私は68億分の1の、小さな片(ピース)。

 山崎ナオコーラが2008年に発表した作品である。大学のマンドリン部に所属する女子大生小笠原を主人公にして、彼氏との拙いセックスや部員たちとの葛藤が描かれている。読み終わったあとの感想として浮かんだのが、大きなジグソーパズルの小さな一片。なかなかうまく嵌らない苛立ちは、おそらくその一片自身が感じているものかもしれない。
 山崎ナオコーラはそうやっていつも一片を探しつづけている。
  
(2010/04/29 投稿)

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