fc2ブログ
 脚本家の山田太一さんが
 11月29日亡くなったという訃報が昨日ありました。
 89歳でした。
 山田太一さんといえば、現在の多くの脚本家が目標とした人で
 「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」「男たちの旅路」と
 多くの名作ドラマの脚本を手掛けています。
 また小説家としても『異人たちとの夏』や『飛ぶ夢をしばらくみない』などの作品があり、
 中でも『異人たちとの夏』は第1回山本周五郎賞を受賞(1988年)した名作です。
 この作品はその後映画化もされました。
 今日は山田太一さんを追悼して、
 映画「異人たちとの夏」の話です。

  OIP_(15)_convert_20231201132357.jpg

 映画「異人たちとの夏」は1988年に公開された
 大林宣彦監督作品です。
 原作は山本周五郎賞を受賞した山田太一さんの小説で、
 脚本は市川森一さん。
 市川森一さんもドラマ「傷だらけの天使」や「淋しいのはお前だけじゃない」など
 人気の高い脚本家でした。
 2011年に70歳で亡くなっています。
 物語はシナリオライターである主人公がある夏、異界に迷い込んで
 28年前に死に別れた両親と再会するというもの。
 主人公の男を風間杜夫さん、
 その父親を片岡鶴太郎さん、母親を秋吉久美子さんが演じています。
 浅草の片隅で暮らす片岡さん秋吉さんのたたずまいがとてもいい。
 最後、両親が異人であることに気がついた主人公が
 浅草今半ですき焼きを食べる場面にしっとりします。
 姿が消えてしまった両親の残した割り箸をそっと包む主人公。
 いい場面です。

 この夏、男が出会う異人は両親だけではありません。
 同じマンションに居た美しい女性。彼女のまた異人なのです。
 この女性を名取裕子さんが演じています。
 これらの異人たちに精気を吸い取られていく主人公。
 おぞましく作り上げられた人相や点滅する光など
 随所に大林宣彦監督のこだわりを感じます。

 この出来であれば、
 同じ脚本家であった山田太一さんも満足した作品だったのではないでしょうか。

 おそらくこれからも機会があるごとに
 山田太一作品は再放送されることでしょう、
 テレビドラマだけでなく、小説もこれかもも読み継がれていくことを
 願っています。

 山田太一さん
 たくさんのドラマをありがとうございました。

 ご冥福をお祈りします

    芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Secret

TrackBackURL
→http://hontasu.blog49.fc2.com/tb.php/5631-3aa406f6