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 まずは、この『教養としての歴史小説』の著者今村翔吾さんについて書いておきます。
 今村さんは2022年に『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞した歴史小説家です。
 受賞の際にも話題になりましたが、
 今村さんは書店も経営されていて、
 その志は全国で「町の書店」が減っていく現状をなんとか変えたいというもので、
 2023年11月には佐賀でも書店を出店しています。
 歴史小説・時代小説の魅力を語ったこの本でも、
 自身の子供の頃の本屋さんとのふれあいがしばしば描かれています。
 確かに今村さんは歴史小説に魅入られた子供でしたが、
 そのきっかけに大いに寄与したのは「町の書店」の存在だったと思われます。

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 この本には「教養としての」という冠がついていますが、
 今村さんの歴史小説・時代小説への熱量はただものではなく、
 「人としての生き方や振る舞い方、人情の機微などは、ほとんど歴史小説から学んだ」、
 そう綴る今村さんにとって、
 歴史小説は「教養」というレベルを超えているように感じます。
 そして、この本はそんな歴史小説の面白さを存分に伝えてくれます。

 章立てで見ていくと、
 「ビジネスに役立つ」であったり「教養が深まる」であったり「創作の舞台裏」など
 多面的に歴史小説を読み解いていきますが、
 これから歴史小説を読んでみようという読者への「歴史小説ガイド」が役に立ちます。
 こういう本に若い頃出会いたかったな。

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