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 書名にある「世傳」とは「代々にわたって伝えていく」という意味で、
 高田郁さんの人気シリーズにぴったりの言葉です。
 「瀑布(ばくふ)篇」は、その『あきない世傳 金と銀』の第八巻めになります。
 ちなみに「瀑布」とは、高い所から白い布を垂らしたように、直下する水の流れをいう。
 ということは、新たな小紋染めで人気を集めることになった呉服商「五鈴屋」だが、
 思いがけないことに巻き込まれるという展開になるということ?
 七代目店主の主人公の幸(さち)がどう向き合うのか、ネタバレありの、ご用心、ご用心。

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 まず、最初の禍(わざわい)。
 江戸の町に麻疹が流行し、多くの死者が出て、呉服の商いの勢いがとまってしまうこと。
 どこまで作品と関係があるかわからないが、
 この第八巻が出版されたのは2020年2月でコロナ禍で日本中が混乱し始めた時。
 まるで現代の禍を予感させるような展開といえる。
 それをなんとか凌ぐが、次は幕府から千五百両の上納金を納めよというお達しが届く。
 商売が好調ゆえの、幕府からの無理押し。
 さらには、幸のあとの八代目店主を誰にするかという問題。
 当初は幸が世話になりその商才を鍛えられたもと番頭治兵衛の息子賢輔を考えていたが、
 まだ経験不足もあってためらう幸。
 その賢輔に恋心を抱く妹結(ゆい)だが、賢輔の心が自分に向いていないことに気付いて、
 この巻のラストには大事件が起こってしまう。

 えーっ、まさかの展開に、九巻急いで読まなくちゃ。

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