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 先日第21回となる本屋大賞が発表されました。(2024年)
 受賞したのは、宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』。
 書店員さんが選ぶ賞だけあって、今書店の店頭では熱くなっています。
 本のタイトルをもじれば、
 「宮島未奈は(この本で)天下を取りにいく」といったところでしょう。

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 この本の冒頭を飾る短編「ありがとう西武大津店」は、
 第20回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞を受賞(2021年)しています。
 ここに登場する成瀬あかりという中学2年生の、ちょっと個性的な女の子と、
 滋賀県大津という割と地味な土地を舞台にした6つの短編で
 この『成瀬は天下を取りにいく』は出来上がっているのですから、
 連作短編集ともいえますが、小気味いい長編小説として読むのもありだと思います。
 中学2年の成瀬が、6つめの作品「ときめき江州音頭」で大学受験前の
 高校三年になっているのですから。

 この作品は、ひとえに成瀬の個性で読ませているといってもいい。
 何しろ「200歳まで生きる」とか大津から西武百貨店が撤退したあと
 自分で大津に百貨店をつくると宣言するような女の子ですから。
 もし、心が弱ったそんな時に、この本を読むと、
 おそらく元気がもらえるのではないでしょうか。
 何故なら、成瀬のように人とちがっていても平気な女の子だっているのですから。
 きっと、この作品はコロナ禍がおさまったこの時代の青春小説として
 名前が残るにちがいない。
 最初の作品のタイトルをもじれば、
 「ありがとう成瀬あかり(宮島未奈さん)」といいたくなります。

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