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プレゼント 書評こぼれ話

  いよいよサッカーのワールドカップ南アフリカ大会
  始まりましたね。
  韓国の初戦を見ましたが、
  いやあ、韓国強いですね。
  結構いいところまでいくんじゃないでしょうか。
  アルゼンチンのメッシ選手は
  得点こそなりませんでしたが、
  さすがにスーパースター。
  あんな選手が岡田ジャパンにいたら
  どんなに楽でしょうか。
  そして、今夜
  岡田ジャパンの初戦カメルーン戦ですね。
  勝って欲しいですね。
  勝ってください。
  勝てるかな。
  みんなで応援しましょう。
  そうそう、今日紹介した池上彰さんの
  『わかりやすく〈伝える〉技術』も
  サッカー以上に面白いですよ。

  じゃあ、応援しよう。

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)
(2009/07/17)
池上 彰

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sai.wingpen  この本はわかりやすい文章読本でもある              矢印 bk1書評ページへ

 何かと話題の多い「事業仕分け」だが、あれをみているといかに高いプレゼンテーション能力が求められているかがわかる。
 説明時間が短時間すぎるという批判があったり、事前に仕分け人たちがその事業について学習しているということはあるにしろ、限られた時間のなかでどのように仕分け人たちにその事業が必要であるかを伝えなければならない。
 事業の「廃止」であったり、規模の「縮小」といった結論をだされた事業であっても、もしかするとプレゼンテーションがもっとうまくいけば、導きだされた答えはちがったものになったかもしれない。
 おそらく今後は政治やビジネスの世界だけでなく、広く一般的にプレゼンテーション能力に長けた人が優遇される時代がくるのではないだろうか。

 元ニュースキャスターの池上彰氏の最近の活躍もそのような事情と密接に関わっているように思う。池上氏自身も「私がテレビでわかりやすさについて心がけていたことは、決して特殊な業界の話ではありません。基本的で応用のきくことだと思います」と書いているが、それほどに「伝える」ということは今や私たちに必要な能力として欠くことのできないものになっている。
 本書では池上氏のテレビ時代のエピソードなどを織り込みながら(人に何かを話す時には抽象的な概論ばかりを話すのではなく、具体的なエピソードを交えることで、聴衆を飽きさせない効果がある)、わかりやすい説明の仕方や図解の方法、さらには具体的なパワーポイントの作り方(パワーポイントは説明用のコンピュータソフトだが、これを使いこなせることがビジネス現場では非常に高まっている)まで丁寧に「<伝える>技術」が説明されている。

 ここに書かれていることはビジネスの現場だけのことではない。
 たとえば、人にわかりやすい文章を書きたいと思っている人にも、多くのヒントがある。
 特に「「日本語力」を磨く」という章は必読の価値がある。無意味な接続詞のことや、文章を生かすための「マジックワード、人をひきつける「キーワード力」など、文章を書く際にも有効である。
 「人の心をつかむ話し手になってください。あなたらしい、個性的な話し方を生み出してください」と池上氏は最後にまとめているが、当然、「話し手」は「書き手」に読み替えることができるし、「話し方」は「書き方」と読むことができるのである。
  
(2010/06/14 投稿)

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