
先日(6.16)の日本経済新聞の朝刊に
今年上半期のヒット商品番付が掲載されていました。
西の横綱には「3D(3次元)」、東の横綱はなし。
その番付で目をひいたのは、
前頭筆頭にはいった「もしドラ」。
これはドラえもんの道具じゃないですよ。
今日紹介した経営学者ドラッカーの著作を題材にした
岩崎夏海さんの青春小説、
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 』を
ちぢめて、こう呼ぶのだそうです。
ドラッカーとかマネジメントととかビジネスマンには
ぐっとくる題材をうまく料理しましたね。
そのあたりがヒットにつながったのだと思います。
今日紹介するのは、
ドラッガー先生の入門編としては読みやすい
『プロフェッショナルの条件』です。
じゃあ、読もう。
![]() | プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) (2000/07) P・F. ドラッカーPeter F. Drucker 商品詳細を見る |


経営学者ドラッカーの人気は根強い。
何度も繰り返し読んでいるファンも多いなかで、初めて読みましたというのはいささか恥ずかしい感じがしないでもない。だから、副題にあるように、こそっと「はじめて読むドラッカー」でしたと書いておく。
本書には「自己実現」のためのヒントがたくさんある。特に人生の半ばを過ぎたものにとっては、「自己実現への挑戦」の章はおさえておきたい。企業の寿命よりも働く人間の寿命の方が長くなった現代において、「第二の人生をどうするか」は重要な課題である。その方法もドラッカーは説明している。
ドラッカーが少年の頃に先生から問いかけられた質問はずしりと重い。
いわく、「何によって憶えられたいか」。
誰も答えられなかった生徒たちに先生はこう教えたという。「五〇歳になっても答えられなければ、人生を無駄にしたことになるよ」。
五〇歳を過ぎて、果たして私は答えられるだろうか。心許(こころもと)ない。
(2010/06/18 投稿)

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