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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは
  池田晶子さんの『残酷人生論』。
  池田晶子さんといえば、
  「哲学エッセイ」を書いた人ですが、
  このブログでも池田晶子さんの作品は
  かなり紹介しています。
  興味のある人は、
  ぜひ検索してみて下さい。
  今回の書評にも書きましたが、
  池田晶子さんを何故好んで読むか、
  そのことを考えるのも
  私にとっては「哲学」なのかもしれません。
  常に何故と考える。
  そのことで私というものと
  向き合えるのではないでしょうか。
  
  じゃあ、考えよう。

残酷人生論残酷人生論
(2010/11/13)
池田 晶子

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sai.wingpen  ネジを巻く                     矢印 bk1書評ページへ

 池田晶子さんの「哲学エッセイ」が好きです。書かれている内容はほとんど理解できないというのが正直な感想なのですが、つい読みたくなります。
 何故かといえば、読んでいるあいだ中、自分の頭のなかのバネが少しずつ巻かれていく、そんな感じがいいのです。
 これは想像ですが、頭のなかには「思考」というゼンマイ状のバネがあって、日々の雑多の暮らしのなかでそれはすこしずつほどけていくみたいなことがあります。
 柱時計のゼンマイを巻くのが子供の頃のお手伝いにありましたが、バネが巻かれていく音といい、しっかりと締まっていく感触といい、なんだか柱時計を生き返らせていく、少しうれしくなるお手伝いでした。
 池田晶子さんの「哲学エッセイ」を読むのは、そんなバネを巻くことと似ているように思います。

 この作品は1998年に出版された同名の一冊を増補新版として出されたものです。収録されているのは、「言葉と対話」であったり「知識と情報」であったり「私という謎」であったり、もちろん「死とは何か」ということなど、哲学的な文章ですが、そのことのすべてをわかることは必要ではないのではないでしょうか。
 大事なのは、池田さんがいうように「ひとりで、ひとりきりで、己れの全存在によって全・存在を問い詰め」ることです。
 池田晶子さんはそのことを教えてくれた人でした。

 深夜、ひとりだけで池田さんの本を読んでいると、ギリリギリリと、頭のなかのネジがしまっていきます。その感じが、私はたまらなく気にいっています。
  
(2011/02/05 投稿)

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