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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは、
  マージェリィ・W. ビアンコさんという
  英国人が書いた原作に
  酒井駒子さんが絵をつけた絵本です。
  酒井駒子さんの絵は
  いつ見ても素敵です。
  私は大好き。
  今回の書評の中で
  酒井駒子さんのインタビュー記事を
  紹介していますが、
  これは1月26日の朝日新聞の児童書の記事に
  出ていたものから引用しています。
  児童書を探すときには
  新聞もとても参考になります。
  この本はそうして見つけた一冊です。

  じゃあ、読もう。

ビロードのうさぎビロードのうさぎ
(2007/04)
マージェリィ・W. ビアンコ

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sai.wingpen  子供部屋の魔法                  矢印 bk1書評ページへ

 この絵本の原作は1922年に書かれたそうです。それからずっと読み継がれてきたわけですね。そんな素敵な原作を酒井駒子さんが絵を描き、抄訳までした絵本がこの一冊です。
 酒井さんは「子どもの頃、ぬいぐるみと遊んだ時間を思い出しながら」描いたといいます。

 物語の主人公はクリスマスプレゼントで男の子のところにやってきたビロードのうさぎ。
 この絵本の素敵なところは、ビロードのうさぎを愛するのが女の子でなく男の子というところ。私たちの生活では男の子がぬいぐるみと遊んでいたら変な子と思われがちですが、この作品に登場する男の子はビロードのうさぎをいつもそばにおいて、とても大切にしています。
 ある日、ビロードのうさぎはおもちゃ仲間からこんなことを教えてもらいます。「ただ あそぶだけではなく、こころから たいせつに だいじにおもわれた おもちゃは ほんとうのものになる」と。
 そして、その言葉とおりに、ぼろぼろになってまで男の子から愛されたビロードのうさぎは本物のうさぎになるという、「子どもべやには ときどき まほうが おこる」そんな素敵なお話なのです。

 酒井さんは「うさぎ」について、「登場人物をウサギにすると、お話が生々しくならないからいい。お話とほどよい距離がとれるように」思うと、あるインタビューに答えていますが、この絵本のうさぎもそうですね。かわいくて、切なくて。
 こんなビロードのうさぎがそばにいたら、うれしくなります。
 当然ビロードのうさぎはぬいぐるみですから、表情は変えないのですが、酒井さんの絵はビロードのうさぎの悲しさや喜びがなんともうまく表現しています。
 こういう絵本、小さい頃に読みたかったな。そして、いつまでに大事にしたかったな。
  
(2011/02/20 投稿)

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