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プレゼント 書評こぼれ話

  以前本田直之さんのセミナーの話を書きました。
  そのセミナーで本田さんは「すぐ読めてしまいます」っていいながら、
  「本屋さんの立ち読みで終わらないで」って笑っていました。
  本当にスイスイ読めてしまいます。
  でも、こういう本って何度でも書きますが、
  「実践」しないとダメなんですよね。
  どうして、私が何度も書くかというと、
  私自身がそうはいっても「実践」できないから。
  だから、多分に自分に言い聞かせているのです。
  この本の法則をひとつでも、ということでいえば、
  「タッチタイピングを極める」(法則51)というのを
  頑張ってみようかな。
  少しは練習しているのですが。
  
  今回の書評の書き出しで落語のネタみたいな噺を書きましたが、
  本当は図書館とかで調べたんですが、やはりわかりませんでした。
  落語の内容から題目を探す方法ってあるのかしら。
  世の中、わからないことが多すぎます。

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面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
(2009/01/15)
本田 直之

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 記憶で書く。だから、あてにならない。調べればちゃんとわかるかもしれないが、「面倒くさい」ので、記憶で書く。
 落語か、あるいは「まくら」の噺である。あるところに「面倒くさがりや」の父と息子が住んでいた。息子が云う。「お父っちゃん、仏壇の灯明の火が消えてないよ」父が応える。「わしゃ、面倒くさい。お前が消せや」「俺だって面倒くさい」さらに「お父っちゃん、灯明の火が仏壇に燃え移ったぞ」「わしゃ、面倒くさい。お前が消せや」「俺だって面倒くさい」最後にこの「面倒くさがりや」の父と息子がどうなったのか記憶がないのだが、何故かこの箇所だけが不思議と頭に残っている。
 「面倒くさがりや」の愚かさが鮮明なのか、そんな「面倒くさがりや」になってはいけないという自省なのか。  
 この噺でもわかるように「面倒くさいことをほうっておくと雪だるま式に増えていく」というのは誰もが一度は(人によってはしばしば)経験することだ。
 「究極の面倒くさがりや」と自認する著者の本田直之が、そういった「負の連鎖」から抜け出すために「試行錯誤を重ねながらあらゆる対策を講じてき」た、55の法則をまとめたのが、この本である。
 本田といえば数多くの「レバレッジ」シリーズを書いているが、「レバレッジ」そのものが小さな力で大きなものを動かすという「面倒くさがりや」にとってはたまらない法則である。
 だから、この本は「究極のレバレッジライフ」術なのである。

 いくつか例をあげれば「面倒くさいから(以下、面倒くさいのでこの部分は…で書く)やらないこと決める」「…いい人ぶらない」「…むずかしく考えない」「…時間を大切にする」という具合である。
 でも、これってそれができないから「面倒くさがりや」なんだよねというツッコミが聞こえてきそうな内容。その通り。しかし、もう一度書くと「面倒くさいことをほうっておくと雪だるま式に増えていく」というのはほとんど絶対的な法則であることを忘れてはいけない。
 だから「面倒くさいから、面倒が起こらないように工夫する」(157頁)のである。

 「面倒くさがりや」の父と息子の会話。「お父っちゃん、家丸焼けだね」「だから、本田直之の『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』読んどけっていっただろう」「でも、面倒くさいんだもの。お父っちゃん、読んで教えてよ」「俺だって、面倒くさいや」
 どうか、そんなことにならないように。
  
(2009/02/22 投稿)

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